図司呂丸屋敷跡(右手) 手向 羽黒町手向 鶴岡市 山形県
図司呂丸(本名近藤左吉)は鶴岡鳥居町の藩士図司家の出で、羽黒町手向荒町(現在の亀井町)のこの地に移り住み山伏の摺り衣を染める染屋を本業としていたが、俳諧の道でも羽黒俳壇の雄としてすでに名を成していた。元禄2年(1689)6月3日(現在の7月19日)から7日間、芭蕉が「奥の細道」の旅の途中羽黒に滞在した折、最初に訪ねたのがこの呂丸宅である。当時、呂丸の家は第一小学校の方に向いて建っていたと考えられる。 平成14年7月1日 羽黒町観光協会