芹沢ヶ滝跡 五月雨1294 須賀川市
「おくのほそ道」の旅で松尾芭蕉と河合曽良の二人は、元禄2年4月22日(陽暦6月9日)須賀川に着き、相楽等躬宅に7泊した。歌仙を2巻まき、神社やお寺を参拝したが、4月27日には「芹沢の滝」を訪れた(曽良「俳諧書留」)「芹沢の滝」は、丘陵地の小川が滝をなしている所で、芭蕉たちが訪れた日は、連日の雨で滝の水かさも多く壮観であったと想像される。「芹沢の滝」は、もともと現在の場所から、東南へ50m程の場所にあったが県道改良工事のため、平成4年11月に現在地に移設された。    平成7年11月13日    須賀川市教育委員会
右:往古の五月雨の滝これぞ此  市原多代女
左:
五月雨を田に引瀧の水かさ哉 山辺清民
文久元年(1861)に当地を新田開発した柳沼家当主柳沼福秀によって滝の傍らに建立された。