庄司戻しの櫻 表郷(おもてごう)村  西白河郡
村指定史跡 庄司戻しの櫻 所在地 表郷村大字中野字庄司戻58
治承4年(1180)兄、源頼朝の挙兵を知り奥州平泉から鎌倉に駈せる義経に対し、信夫の庄司佐藤基治は自子継信・忠信を従わせ、自分も送ってこの地まで参り、訣別するにあたり「汝等忠義の士たらばこの桜の杖が生づくであろう」と諭して携えていた一本の桜の杖をこの地に突き立てた。後、戦に臨み兄弟共に勇戦奮斗して討死した。桜は活着繁茂したと云う。この老樹天保年間野火によって枯れた後も、新しい芽が次々と美しい花を咲かせるという。   表郷村教育委員会  表郷村文化財保護審議会