大神神社は、日本最古の神社である奈良県の大三輪神社の分霊を祭るため、建立されたと伝えられている。境内には、下野の名勝地「室の八嶋」があり、元禄2年(1689)松尾芭蕉はこの地を訪れ、「糸遊に結びつきたるけぶりかな」の句を残している。毎年11月25日の夜には、安産を祈願する「御鉾祭」が行われる。  環境庁・栃木県
惣社明神、室屋八嶋明神ともいう。下野惣社として知られたもので、祭政一致の時代、毎朝国司がおまいりした神であり、それは下野国中に分布する神々におまいりをするかわりにこの神社に奉幣する。いわゆる惣社の神であった。おおみわの神は大和の三輪神で、山そのものが御神体として知られている。国司がその神をおむかえし惣社に相殿としてまつったものがいつの間にかこの神の名を以って、おおみわ神社と唱えられることになったものです。
下野惣社・大神神社 惣社 栃木市