堤根村二百六番屋敷九品寺青面金剛供養塚  
几号水準点9.7396m
この道しるべは、天明四年(1784)堤根村の農民42人が協力して、新川村(春日部市)の石工・星野常久に作らせ、江戸と日光方面を知らせた。また、この道路の向かい側の高野家が、立場(たてば)を営み、馬で荷物を運ぶ人・駕籠をかつぐ人・旅人・馬などが休む場所となっていたので、この道しるべを多くの人々が見ながら旅を続けたと思われる。この石塔は、庚申の夜、青面金剛に疫病の予防治療と人間の身体にあって、人を短命にするという三尸(さんし)を除いて、長生きができるように祈る庚申信仰を表す庚申塔であり、道しるべを兼ねていたものである。以下略    杉戸町教育委員会