九里半街道(若狭街道)の起点から西へのびる辻川通りは、琵琶湖岸を北上してきた北国海道(西近江路)の一部でもあり、明治時代初頭ころから沿道に集落が形成されていったといわれます。現在の今津ヴォーリズ資料館の場所には、江戸時代は金沢藩今津役所がおかれ、明治時代になるとその跡地に、町内でもっとも早い時期の小学校である金沢藩今津小学所がおかれました。また、通り沿いには多くの商店が並び、今津の繁華街の一つとして知られました。 通りに沿って、旧今津郵便局今津教会会堂今津ヴォーリズ資料館という、3つのヴォーリズ建築が立ち並ぶところから、近年はヴォーリズ通りとして、大正から昭和初期の洋風建築を生かした町並み整備が進められています。
辻川通り 今津町今津 高島市 滋賀県