安養寺子安延命地蔵尊縁起録
 安養寺子安地蔵尊は元、延暦寺別院延命院の本尊として、行義大僧正が作ったと言われ、その姿は木像の座像で、長浜市木之本町の地蔵尊と伊勢の関の地蔵尊と同木であるという伝説がある。220年前、1790年(寛政2)地蔵山に宇堂を新設したが、山中のため管理行きとどかず、156年前、1854年(安政元)安養寺の現在の場所に移した。毎月23日夜、法会を営み、毎年1月と8月の23日・24日に御開帳法会を営む。特に、安産並びに延命の祈願信者は尊徳を授かること顕著であり、善男善女の参詣者が多い。
 安養寺子安延命地蔵 新旭町安井川 高島市 滋賀県