旧北国海道(西近江路)と松の馬場の通りの交わる辻は、両社の辻と呼ばれる。両社とは、辻の北側の酒井神社と南側の両社神社のこと。この二社は、かっては一社であり、北両社と南両社、または北若宮と南若宮と呼ばれたこともあったという。なお、この二社の本殿は、元和2年(1620)、旧坂本城主であった浅野長吉の孫で、広島藩主の浅野長晟の寄進によるものという。

酒井神社

 両社の辻 下阪本3・4丁目 大津市