毎年大晦日には関八州稲荷総元締めの王子稲荷社(小高い森中)の近くの榎木に集まり、官位を定め命婦の装束に着替えて王子稲荷で集会を開いた。どの狐も口にくわえた骨から狐火を発したので、農民はその火を数えて翌年の豊凶を占った。
王子装束えの木大晦日の狐火 広重 名所江戸百景