渋沢栄一 飛鳥山渋沢栄一邸跡  洋紙発祥の碑
日本の洋紙生産は、明治6年(1873)ヨーロッパの先進文明を視察して帰国した渋沢栄一が「抄紙会社」を設立し、ここ王子に製紙工場を作ったことから始まりました。田園の中、煙を吐くレンガづくりの工場は、当時の錦絵にも描かれ、東京の新名所になりました。その後日本の製紙業に大きな役割を果たしましたが、昭和20年(1945)、戦災によりその歴史を閉じました。この碑は、工場創立80周年を記念し、昭和28年、その跡地に建てられたものです。  日本製紙株式会社