淡墨桜(うすずみざくら)は3月下旬が見ごろです。淡墨桜は、ピンクのつぼみから淡白色に花が咲き、満開をすぎるとうすずみをかけたような色に変わるところから名付けられました。本町の国分寺尼寺史跡公園内の淡墨桜は、岐阜県根尾村にある国の天然記念物に指定されている淡墨桜の実生苗をいただき植えたものです。岐阜県根尾村にある親桜は、推定樹齢1400年、高さが20m、幹まわり10m、枝張り500uの大木で、「26代継体天皇」お手植えのものと伝えられています。昭和60年3月に移植しましたが、初めての開花は63年4月15日で、以降は毎年、10数本の淡墨桜が、その可憐な花を咲かせています。
淡墨桜 国分尼寺跡 国分寺 下野市 栃木県