町内の個人造立以外の宝篋印塔では最古のもので享保時代(1729)に造立された比較的大型な塔である。 宝篋印塔は宝篋印陀羅尼というお経を納めた供養塔で塔身の四方に四仏、または梵字を刻む。 この塔は塔身部の四面に金剛界仏が梵字で彫られ、基礎部には陀羅尼経奉納のま趣並びに韮川村、台秤山村、東根村光明講中と造立者の銘が彫られている。 笠部には隅飾突起がついており若干外側にそっており、関東型式で江戸時代の様相をよく留めた塔である。平成11年3月 下野市教育委員会
宝篋印塔 仁良川 下野市 栃木県