天平13年(741)春、聖武天皇は全国に国分寺建立の詔を発し、一国一寺の建立を指令されました。下総では、市川に国府がありましたので、ここに国分寺が建立されたのです。その建立年代ははっきりしませんが、奈良時代であることは確実です。 国分僧寺は過去数回の火災をうけて当時のおもかげはありませんが、発掘調査の結果、法隆寺様式の伽藍配置をもつ金堂・講堂・塔の遺構が発見されています。   昭和48年3月   市川市教育委員会
下総国分僧寺跡 国分3丁目 市川市