麻賀多(まかた)神社 鏑木町 佐倉
御祭神 稚産霊命(わかむすびのみこと)
お名の「稚」は若い、「産霊」は形成するの意で、若いものを育てあげるという御神徳を表しておられ、人・作物・事業等の生成、発展をお加護くださる神様で、お稲荷さまの御親神にあたられます。
御由緒
麻賀多神社という社名は、今から1050年ほど前の政令というべき「延喜式」の下総の項に、この社名がすでに記載されております。佐倉の総鎮守、産土(うぶすな)さまで遠い昔から「まかたさま」とこの地方の人々にしたしまれ崇拝されてきたお社です。徳川時代は佐倉城の大手門近くに位置する神社なので歴代の城主、家臣も城地鎮護の神としてあがめました。現在の御社殿は天保14年藩主堀田正睦公が再建、境内前面の石垣は明治初年に最後の藩主同正倫公が奉納されたものです。
御例祭 10月14・15・16日
御神幸に使用される大神輿(台輪巾151cm、市指定文化財)は享保6年、当時の藩主稲葉正知公の家臣と町方が協力し金子300両の経費をかけ製作されたもので、今日数少ない江戸神輿の代表的な存在です。