これは、貞福寺の本尊とされた「血流地蔵」を案内する道標です。江戸深川の人たちによって、享和3年(1803)に、ここ新木戸三叉路に建てられました。次のような銘文が刻まれています。
(正面) 血流地(蔵)道    (左面)   貞(福寺)       (右面) 右江成田    左江江(戸)道
貞福寺は、ここから左に入り木下街道を4kmほど進んだ吉橋にあります。吉橋には「吉橋城主高木伊勢守胤貞が後北条氏に滅ぼされたあと、主君の守り本尊を遺臣が血流地蔵として貞福寺にまつった」という伝承があります。この道標は、今まで上部だけがここに置いてあり、下半分は道路工事のために側溝の下に埋まっていました。 以下略   平成14年5月  八千代市郷土歴史研究会
 血流れ地蔵道道標 新木戸交差点 大和田新田