子和清水 常盤平7丁目 松戸市 千葉県
母馬が番して呑ます清水かな 一茶 むかし、この近くに酒好きな老人が住んでいた。貧しい暮らしなのに、外から帰るときには、酒に酔っている。息子がいぶかって父の後をつけてみるとこんこんと湧き出る泉を手で掬って、さもうまそうに「ああうまい酒だ」といって飲んでいた。父の去ったあと子が飲んでみると、ただの清水であった。この話を聞いた人々が、「親は古酒、子は清水」というようになった。各地にある子和清水、古和清水などはこうした伝説による清水です。 昭和56年3月 松戸市教育委員会