高お神社・史跡香実会所跡 六高台1丁目 松戸市 千葉県
由来 東京の窮民8千余人が、政府の企画により小金牧・佐倉牧に入植したのは明治2年秋から冬にかけての頃である。その人たちの一部はこの周辺にも移住し、初めて五香六実の村落が誕生した。香実会所はこれら開墾民の統率者である開墾会社社員詰所の別称であり、開墾民の生活物資などの支給所でもあった。明治5年春、事業の失敗により会社は解散したので開墾民の歴史に密接な関係のあった香実会所もまたその機能を停止した。この香実会所についての開墾民の印象は必ずしも良いものではなかったが、ともかく五香六実近代化のさきがけ的役割を果たしたことは事実である。入植以来ここに百年、これを記念してこの地に碑を建立するものである。