金毘羅宮 藤ヶ谷 柏市 千葉県
この金毘羅宮は、幕末の嘉永5年に造立されたものです。江戸時代から明治時代の初めにかけて、主に銚子沖で捕れた魚を江戸の河岸まで運ぶ道があり、鮮魚街道と呼ばれていました。藤ヶ谷地区台町はその中間点にあたり格好の休憩所として賑わい、この金毘羅宮や常夜燈が造られました。荷駄人足たちは、ここで食事をとり魚に水をかけて鮮度を回復し、また江戸へと急いだのです。金毘羅神社(本宮は香川県琴平町鎮座)はもともと水運の守護神で、鮮魚街道に暮らす人々によって信仰されました。以下略 平成15年11月20日 柏市教育委員会