滝田家住宅 平塚 白井市 千葉県
国指定重要文化財  指定年月日昭和44年6月20日
滝田家は、江戸時代前期以来手賀沼湖畔のこの地に居住を続ける平塚地区の旧家である。この住宅は、間口9間・奥行き5間の茅葺寄棟造で、東側に土間、西側に玄関を設け、正面中央に縁側をつける。床上は 「ざしき」「かって」「なんど」「なかのま」「おく」と明治になってから増築された新座敷からなる。  構造は、四方下屋造りで扠首組棟束をたてることを特微とし、現在、外部は軒回りに出桁をまわして「せがい造」としているが、これは18世紀後半に式台玄関をつけた際に改造されたものとみられる。 建築年代は滝田家初代とされる天和元年(1681)の位牌が残されていることや建築手法からみて17世紀後半から末頃と推定される。 (注意事項) 見学に際しては、所有者の許可を得てください。 平成12年3月31日 白井市教育委員会