月影の井 浦部 印西市 千葉県
市指定史跡 月影の井 昭和43年4月25指定
月影の井は、鎌倉の星の井、奥州二本松の日の井とともに、日本三井の一つであったと伝えられています。昔はきれいな水がこんこんと流れ出ていたといわれます。これより西方200mの所には、大菅氏の龍崖城があり、この井は大菅豊後守正氏のうぶ湯行水の井とも伝えられています。  大菅氏は千葉氏の一族で妙見菩薩を信仰し現存する城址には、空堀・大門・根古屋・龍の間(一番奥まった所)・水堀と思われる所があり、面積は約200アールです。正氏は武将には希れな風流人であったので月影の井の名声が当時一段と高まったのでしょう。平成2年4月 印西市教育委員会