国済寺 国済寺 深谷市 埼玉県
関東管領上杉憲顕は13世紀末、新田氏をおさえるため、この地庁鼻和(こばなわ)に六男の上杉蔵人憲英をつかわし館を築かせました。憲英はのち奥州管領に任ぜられ、以後憲光・憲長と三代この地に居住しました。館は1辺170mの正方形で、外郭を含めると28ヘクタールあります。康応2年(1390)高僧俊翁令山禅師を招いて、館内に国済寺を開きました。本堂裏に当時の築山と土塁が残っています。以下略 昭和57年3月 深谷上杉顕彰会