庚申塔 東大成町2丁目 大宮区 さいたま市 埼玉県
高さ142cm、幅45cmの庚申塔で、江戸時代前期の元禄10年(1697)に建てられました。地元の井上・青水・黒須・吉田・坪居・小川など14名と、おまつ、お加めなど22名の女性の名が刻まれ、平方村(上尾市)の石屋・治兵衛に注文したものです。
正面に青面金剛像・二鶏・三猿が陽刻されています。地元では「耳の神さん」「眼の神さん」と大事にされ、耳や眼の病気の時にはダンゴを供えるなどしてお参りしたそうです。また、庚申講は春3月と秋の収穫後に行われていました。戦争で一時中断していましたが、戦後に復活、現在も年1回の講を開催し昔からの伝統を受けついでいます。さいたま市教育委員会