江戸時代、中山道赤坂宿の脇本陣は当家一ヶ所であった。大名や貴族の宿舎である本陣の予備に設立されたもので、本陣同様に処遇され屋敷は免税地であり、領主の監督を受けて経営されていた。当所は宝暦年間以後、飯沼家が代々に亘り、脇本陣役を勤め、また問屋、年寄役を兼務して明治維新に及び、その制度が廃止後は独立し、榎屋の屋号を用いて旅館を営み今日に至っている。  昭和60年8月  大垣市赤坂商工会観光部会
飯沼脇本陣跡(榎屋旅館) 赤坂町 大垣市 岐阜県