春日局の夫、正成生誕の地  十七条城跡(船木城跡)
十七条城は、南北朝時代の初め、船木頼胤が築いた城です。城主は、数代かわり享禄年間(1530年頃)より林氏の居城となりました。林家は徳川家康に仕えて2万石を所領していました。お福(後の春日局)の夫となる林正成は元亀2年(1571)この十七条城で生まれました。成人すると、大垣・曽根城主稲葉重通(一鉄の子)の養子となり、稲葉正成と改姓し、お福と結婚しました。文録4年(1595)お福と正成との間の次男正定は、尾張徳川家に仕え、旧領十七条1006石を所領しました。正成の孫の代で後継ぎがないため家は断絶し、その釆地は尾張藩に組み入られ、十七条城は廃城になりました。  瑞穂市
熊野神社・十七条城址 十七条 瑞穂市 岐阜県