「境内山の腰より清泉沸出」と「江戸名所図会」の挿絵に描かれた薬師の泉は、かってこの地にあった大善寺という曹洞宗寺院の境内にありました。江戸時代、八代将軍徳川吉宗が志村周辺で鷹狩りをした際、大善寺に立ち寄り、境内に湧き出す清水を誉めて、寺の本尊である薬師如来を「清水薬師」と命名したと伝わっています。この地にも、江戸時代の文献などには、薬師の泉や周辺の清水に関する記載が多く見られ、この地が古くから良質の水を産する土地であったことを物語っています。以下略 平成十年3月  板橋区  板橋区教育委員会  板橋区観光協会
薬師の泉庭園 小豆沢1丁目 板橋区 東京