この橋は板橋と称し、板橋という地名はこの板橋に由来するといわれています。(中略)板橋宿は南の滝野川村境から北の前野村境まで20町9間(約2.2km)の長さがあり、この橋から京よりを上宿と称し、江戸よりを仲宿、平尾宿と称し、3宿を総称して板橋宿と呼びました。板橋宿の中心は本陣や問屋場、旅籠が軒を並べる中宿でしたが、江戸時代の地誌「江戸名所図会」の挿絵から、この橋周辺も非常に賑やかだったことがうかがえます。江戸時代の板橋は、太鼓状の木製の橋で、長さは9間(16.2m)、幅3間(5.4m)ありました。(中略)現在の橋は、昭和47年に石神井川の改修工事の際、新しく架けられたものです。   平成12年3月   板橋区教育委員会
 板橋