中原御殿跡 御殿2丁目 平塚市 神奈川県
徳川家康が鷹狩りなどの折りに宿泊所とした中原御殿が、中原小学校を含む一帯にありました。御殿の規模は東西78間(約141m)、南北56間(約101m)で、四方に幅6間(約10m)の堀をめぐらし、東側を表としていました。 御殿が造られたのは、慶長元年(1596)ともいわれますが、諸説があります。寛永19年(1642)に修復されますが、明暦3年(1657)には引き払われました。その後、跡地には松や檜が植えられ、その中に東照宮が祀られました。その様子は「中原御宮記」 (平塚市指定重要文化財)の巻頭に長谷川雪堤の筆によって描かれています。 平成13年(2001)3月  平 塚 市