田村駒返し橋跡 田村5丁目 平塚市 神奈川県
ここは、臨済宗妙楽寺の門前で古くから馬継の場であったので駒返橋の名が発生したものと思われる。古歌に   「ふるさとをたちいでる幾月ぞ  夕月あおぐ駒返の橋」
 天正18年(1590)徳川家康が関東に入国すると、このあたりは家康のもっとも好んだ狩場となった。たまたま家康が鷹狩にこの地に来たとき、大雨のあと道路がひどく悪かったので、田村の人たちがたたみを出して運行の便宜を図ったので、家康は田村の人たちの苦労を思んばかって、ここから馬を返したという伝説がある。
  平塚市観光協会