所在 荏原二丁目九番十八号 指定 昭和六十三年三月二十二日(第二十号)
旧中原街道は江戸虎ノ門より相模国平塚に至る道路で、かつては東海道に並行した脇街道として旅行者や物資の輸送に利用された。本供養塔群は旧戸越村地内の旧中原街道に 沿った所に六基存在する。寛文6年(1666)延宝元年(1673)宝歴4年(1754)造立の庚申塔、古来子育地蔵と呼んで信仰される造立年代不明の大きな地蔵、風化甚だしく銘文不明の供養塔、髭題目が刻まれた寛文2年銘(1662)の石造墓碑がある。これらの供養塔群は旧街道時代の状態がよく遺され、江戸期の街道の面影を伝えるものとして、また戸越村・桐ケ谷村の民間信仰を今に伝える民俗資料としてその価値が高い。 平成13年3月30日  品川区教育委員会 

旧中原街道供養塔群□(二) 荏原2丁目 品川区 東京都