 |
||
| 芋銭最晩年の昭和１２年９月、芋銭夫人と芋銭長男により新築された画室兼居室。当時芋銭は、長女の婚家弓削宅に滞在していたが、同月末よりここに移り、「雲魚亭」と命名した。以後、老齢にむち打ち、傑作「小六月」や「涼気流」などを含む６０余点に及ぶ古希記念新作展の製作、また「河童百図」の準備などにあたった。だが翌昭和１３年１月３１日入浴中に脳溢血で倒れ、その後は伏臥静養、のち小康を得たが、同年１２月１６日夜半睡眠中に再び溢血、翌１７日午前１時頃ついに帰らぬ人となった。今回、小川芋銭生誕１２０年記念祭にあたり、芋銭三男故小川知可良の遺志により、小川芋銭記念館として当市に寄贈されたものである。 昭和６３年２月１１日 牛久市 |