渡船場河岸跡・御領傍示杭 下横町 松戸
「是より御料松戸宿」碑の建立由来
江戸時代後期に幕府によってまとめられた「水戸佐倉道宿村大概帳」によると、松戸宿の「傍示杭(境杭)は宿の前後境にあり、建替えは支配代官が取扱う」とあります。「宿の前後境」とは、北側が根本村境、南側が江戸川を隔てて対岸金町松戸関所に相対する下横町渡船場のことで、水戸道中松戸宿の出入口を指しています。(中略)なお、本来この「御料傍示杭」は木製で、位置も道を挟んだ反対側(南側)で、現在堤防から河川敷になっている付近に建てられていました。
     平成7年6月3日  松戸市教育委員会