紙屋塚 垂井町垂井 不破郡 岐阜県
古来紙は尊重品であり奈良時代には紙の重要な生産地を特に指定して国に出させた。国においては戸籍の原簿作成に重要な役割をはたした。ここの紙屋も府中に国府がおかれた当時から存在し室町頃まで存続したと考えられる。又当初は国営の紙すき場と美濃の国一帯から集められた紙の検査所の役割もはたしていたものと考えられる。一説には美濃紙の発生地とも言われている。 垂井町教育委員会