垂井追分道標 垂井町垂井 不破郡 岐阜県
垂井宿は中山道と東海道を結ぶ美濃路の分岐点にあたり、たいへんにぎわう宿場でした。追分は宿場の東にあり、旅人が道に迷わないように自然石の道標が建てられた。道標は高さ1.2m、幅40cm、表に「是より右東海道大垣みち 左木曽海道たにぐみみち」とあり、裏に「宝永六年己丑十月 願主奥山氏末平」と刻まれている。この道標は宝永六年(1709)垂井宿の問屋奥山文左衛門が建てたもので、中山道にある道標の中で7番目ほどの古さである。また、ここには高さ2mの享保3年(1718)の角柱の道標もあった。 平成21年1月 垂井町教育委員会