清音寺 那古野1丁目 西区 名古屋市 愛知県
曹洞宗。治承3年(1179)時の太政大臣藤原師長は、平清盛のため尾張国井戸田に流された。師長は村長横江氏の娘を寵愛したが、後に赦されて都に帰るとき、形見に守本尊の薬師如来と白菊の琵琶を残した。しかし、娘は別れを悲しみ、ここで身を投じたという。 その後この地を琵琶島と名付け、娘の菩提を弔うためこの寺を建立した。寺号の清音寺は娘の法号清音院からとられている。 名古屋市教育委員会