元橋茶屋跡 三国 湯沢町 南魚沼郡 新潟県
二居から街道は二居川の右岸に沿って林の中を進んでくるが、橋を渡ると、この茶屋の前に出たので元橋茶屋の名がつけられた。二居宿から浅貝宿までは2里8丁(約8.7km)あり、そのほぼ中間にあったので旅人には都合の良い休憩の場所であった。風雪の時や、日暮れてたどり着いた旅人には頼まれれば泊めてもやった。茶屋の建物は昭和40年(1965)頃まで残って、登山客を相手に営業を続けていたが、国道17号線が全通すると廃業して古い建物は取り壊された。 環境庁・新潟県