本陣跡(富沢家) 二居 湯沢町 南魚沼郡 新潟県
中部北陸自然歩道 越後三国街道 二居本陣富沢家
二居は三国街道の宿場であった。富沢家は慶長14年(1609)に二居が宿場に取り立てられた時、大沢(塩沢町)から迎えられ、それ以来庄屋・問屋・本陣役を勤めた。三国街道を参勤交代する大名のうち村松藩は帰国の時に二居宿をよく利用した。中山(上州)−二居−六日町と泊まって魚野川を船で下るのに都合がよかったからである。この時、藩主は本陣に泊まり、家臣は村中の家に分宿した。現在の建物は慶応4年(1868)の戦火で焼失した後、明治2年(1869)に以前のままの形式で再建されたものである。  環境庁・新潟県