本与板城跡 本与板 与板町 長岡市 新潟県
新潟県指定文化財 史第62号
戦国時代の戦闘用として典型的な山城である。実城は98mの山頂にあり、ニの郭、Ξの郭など主郭併列式の山城で、それぞれ土塁をめぐらし、深い空壕により区分され、主郭に通ずる橋跡もある。主郭を中心に帯郭があり、南の郭・西の郭や前要害の郭など、さまざまな附属郭が配され、断崖絶壁の険峻で堅固な箇所が多く、戦闘的な山城である。大手口・搦手□などは、城下の館や一般武士の住居に通じている。直江氏の居城であり、城主直江大和守実綱(後の景綱)は、長尾為景・晴景・景虎(上杉謙信)の重臣であった。 長岡市教育委員会