与板城跡 与板 与板町 長岡市 新潟県
通称「城山(じょうやま)」と称し、上杉景勝の家老直江山城守兼続の居城である。全山すべて自然に城郭の型をなし、さらに人工を加えた豪壮な山城である。大手口を登ると104mの山頂が実城で、二の郭、三の郭、大壕、兵溜から烽火台、弓場、射撃場などの跡があり搦手口に通じている。 中越を一望に収め、千体川を内濠に、信濃川を外壕とした雄大な一大山城である。城主直江兼続は、城下の開墾に力を入れ、農業の発達や鉄砲・刀剣の製作、市場の開設など産業の発展に尽し、城下町としての繁栄の基礎をつくった。 また、越後の惣奉行などの要職にあたって、越後の統一と発展に尽力した第一人者である。