由之宗匠隠栖遺跡 与板 与板町 長岡市 新潟県
良寛禅師の弟由之は文政9年のころから天保2年(1831)まで約6年この地中川弥五兵衛家の一隅に松下庵を建て隠居した。 放浪癖の彼が四方に漫遊して当時庵を結んだのもここからであり、天保2年良寛禅師入寂の後は出雲崎に居たがその庵の荒廃何にすべしと与板の岩子(恐らく中川家の女)からの問い合わせに 身ひとつは心やすくぞ旅ねする 月と雨とにやどはもらせて と返歌した。