川合神社 川口 川口町 北魚沼郡 新潟県
地元の人から「あおり様」の名で親しまれる川合神社。延喜5年(平安時代)に醍醐天皇の命によりまとめられた『延喜式神名帳』に記された魚沼五座の一社。祭神は水速女命(みずはめのみこと)で、武甕槌命(たけみかづちのみこと)を合祀している。大正、昭和の鉄道工事により移転を余儀なくされ、昭和42年上越線の複線化するとき現在の地に遷宮された。「あおり様」の由来は、信濃川と魚野川が合流し波が激しく煽(あお)るからという説と、ハ幡太郎義家(後の源義家)が奥州から帰るとき、ここで馬が動かなくなり、義家が懇に参拝し馬具の泥障(あおり)を奉納したら馬が動いたからという二説がある。拝殿内には、村上源氏の紋章である『ササリンドウ』が描かれたちょうちんや幕があり、由来の一端を物語る。 毎年夏まつりにはあおり様の伝説を基にした武者行列が行われる。  中越防災安全推進機構