阿弥陀堂 魚沼神社 土川2丁目 小千谷市 新潟県
重要文化財魚沼神社阿弥陀堂
この建造物は、元神宮寺の別当池源寺の阿弥陀堂で、内陣には阿弥陀如来と大日如来が安置されている。このお堂は、斗栱(ときょう)その他絵様繰形に室町時代末期の特色をあらわしており、特に内陣頭貫は初期的形式をもち様式史上貴重な資料とされている。昭和29年(1954)、解体修理工事の際、実肘木に永禄6年乙丑(1563)の文字が確認されている。軒の出が極めて短いのは、豪雪地帯特有の配慮と思われる。鎬(しのぎ)つき挙鼻(こぶしばな)・象形の頭貫鼻・梁や肘木の丁寧な絵様は注目に価する。 構造形式 桁行3間 梁間3間 高さ7.13m ー重宝形造 茅葺  小千谷市教育委員会