大方丈 雲洞庵 雲洞 南魚沼市 新潟県
景勝・兼続勉学の図
 当方洞庵十世北高全祝禅師に薫陶をうける幼き目の喜平次景勝(十歳)と与六兼続(五歳)で論語に義の精神を学びその厳しい指導によってふたりが生涯、英雄として天下に名をとどろかせた基礎はここで培われました。画中細字の書は論語の一節で
 「君子は義に喩り、小人は利に喩る」
のところです。
兼続は特にこの教えを重んじ人格を練り、私利私欲を捨てて景勝に仕え義を重んじ民を愛し、優れた業績を残して慕われています。

絵 中村麻美 画伯