塚原宿南入口 塚原 上津 みなかみ町 利根郡 群馬県
幕府が重要視した五街道の一つ中山道の高崎から分れ佐渡へ行く最短距離がこの三国街道であった 古来古墳群を有することから塚原と呼ばれ元和5年(1619)宿駅がとり立てられ伝馬制度が確立さ 近世の街道として整備されかっては用水堰が道路中央を走り問屋もおかれ旅籠屋茶屋が立ち並び参勤交代の北国大名高田長岡新発田外各藩佐渡新潟の両奉行も往来し賑わった 又北越雪譜の著者鈴木牧之地理学者の伊能忠敬をはじめ蘭学者高野長英も幕府の目を逃れてここに隠棲し農民に種痘を施す等文人剣士も数多く通過した 往時の街道も時流に逆らえずこの宿駅制度も明治政権により廃止された 昭和48年春県道整備により今の姿に変わる   昭和53年秋吉日建之