馬頭公園 石原 渋川市 群馬県
ここは、江戸時代の中期に石造の馬頭観音の石祠が大島家によって寄進され「馬頭さま」と呼ばれ、地域の人々の信仰の場所であった。また、三国街道の沿線であり「馬頭峠」とも呼ばれていた。農家にとって馬は、農耕に運搬に大変貴重なものであり家族同様に大切にされた。馬の供養のため馬頭観音がまつられたが、石馬4頭を従えたこれ程の石造物は、他に例を見ない。子供の頃この馬にまたがって遊んだことが古老によって語られている。昭和33年、この地に豊秋公民館の分館が建てられ保育園としても利用された。
以下略 平成15年3月