大般若塚  三国路自然歩道 永井 みなかみ町 利根郡 群馬県
大盤若塚理趣分供養塔    昔の三国峠
 今の大盤若塚あたりに、妖怪が現われては、往来の旅人を嚇かして死人も出て居ると言う様な話で人々は、恐れてここを通るのも命がけであったと言われていたが、その後人々はこれは風雪等のために此の峠に於て命を落した人々の霊であろうと気付き、三国権現の神主である田村越後の守に、乞い願い死者の冥福を祈り且つ大盤若経の文字を小石に一字ずつ書き、尚、死者の氏名を石に刻み、経石と共に、之をここに埋めて塚となし墓の上に、大盤若理趣分供養塔を建てたのである。  新治村 観光協会