コシヒカリ発祥の地 宇津野新田 南魚沼市 新潟県
先人達の英断と集落農家の継承を讃えて
昭和29年(1954)4月30日、南魚沼郡大巻村大字宇津野新田字古川に、県農業試験場委託による原種決定現地試験の種まきが行なわれた。この越南17号が後の全国一の高い評価を受ける魚沼コシヒカリである。宇津野農事研究会の会員の手で、栽培管理および収穫調査の結果、10a当たり515kgの収穫量と病害虫被害も無い極めて優秀な成績を得た。翌年も継続実施537kgの成績を挙げている。両年の成績結果から、奨励品種決定と採種圃設置を見、郡内各地の実証栽培に用いられ広まった。以来、40有余年、魚沼コシヒカリが地域に与えた恩恵は極めて大きい。ここに先人の努力の遺業を讃え顕彰する。 平成10年11月吉日  宇津野新田区民一同