荒戸城跡 神立 湯沢町 南魚沼郡 新潟県
荒戸城は、上杉謙信亡きあとの影勝、景虎の跡目相続争い御舘の乱の際、景虎を支援する、北条氏の関東からの侵入に備えて天正6年(1578)景勝が、登坂与衛門尉らに命じて築かせた城で、三国街道芝原峠を見下ろす尾根上に位置している。城跡は土塁に囲まれた本丸を中心に空堀で囲まれた二の丸、三の丸があり郭の入口は、それぞれが外枡形で固められるなど、小規模ながら堅固な作りになっている。中世の山城としての原形をよくとどめており、貴重な史跡である。 昭和51年3月31日指定  新潟県教育委員会 湯沢町教育委員会