二十三夜講 猿ヶ京温泉 みなかみ町 利根郡 群馬県
この地方には二十三夜講という信仰があり江戸時代から明治にかけて最も盛んだったようである。二十三夜講の村人は「ヤド」に順番に集まり二十三夜の月が上がるまで酒等を飲み、ご馳走を食べて待っていて、二十三夜の月が上がると各自心願をかけて終わりにする月待行事である。この講中で二十三夜塔を建てて信仰したものである。月待ち行事は多くは女人講で安産祈願の信仰とされているが二十三夜待は男性の物も多かった。ご本尊様は勢至菩薩と言われている。  新治村観光協会