旧大庄屋役宅書院 須川 みなかみ町 利根郡 群馬県
東峰須川は、まわりの六カ村とともに石高1100石の旗本伊丹氏の所領であり、1842(天保13)年に東峰須川の河合家、4代目、定右衛門が大庄屋を命じられたときに領主伊丹氏が用人の内山忠太夫に命じて造らせたものである。伊丹氏来村のさいの休憩所に使用した。間口3間奥行き5間の寄棟造りで内部は八畳敷きの上段の間と10畳敷きの控えの間を中心としている。とくに上段の間は床の間・傍床・付け書院・帳台構えをそなえた本格的な書院造りである。  新治村  新治村観光協会