今市分岐点(左:旧道 右:国道1号) 旭区 大阪市
京街道は大阪と京都を結ぶためにつくられた幹線で豊臣秀吉が文禄年間(1592〜1597)に淀川左岸の堤防を改修し堤防上に陸路を開いたのに始まる。当初は大阪城の京橋口がこの街道の起点でここから片町、蒲生、関目、今市、そして守口、枚方、橋本、伏見を経て京に至るのがその経路であった。江戸時代になって起点は高麗橋東詰に移ったが大阪が天下の台所として栄えるにつれその利用度もまし参勤交代の大名や商人、旅人などで大いににぎわったという。その後国道1号が整備され往時の面影はなくなったが京街道の名は今もなお人々の心の中に生き続けている。昭和60年  大阪市

大阪城京橋口から5.4km